HKT48 『092』短編映画の感想 part 2
渕上舞「はじまり」監督:今中康平
泣ける。大学進学を機に一人暮らしを始める娘と父の会話がとてもリアルで、自分の親との関係性と重ね合わせながら見ることができ、自然と涙が溢れそうになるのだ。博多弁なのもほっとする。見終わった後にじんわりと心が温かくなる作品。
山内祐奈「ドジっ子マミ」監督:藤澤浩和
映画というより深夜ドラマを見ているような感覚だった。何にも考えずにぼーっとしていても笑えるくらいベタな笑いと展開が待っている。普通に面白いけどそれ以上でもそれ以下でもないといった作品かな。。
田中優香「激突」監督:ヤングポール
ありがちなホラーで退屈だなと思いきや、後半以降は盛り上がり面白くなっていく。ジャンルで言えばホラーアクションコメディになるのだろうか。本人がやっているのかどうかはわからないがアクションシーンは見ごたえがある。ゆうたんの演技は決して上手くはないが、派手な展開と演出でカバーされておりさほど気にならない。
アイドルにこんな役をさせるのかと最初は驚いた。しかし、はるっぴはそれを見事に演じ切っているし、主人公マルのどこか闇を抱えていることを思わせるその姿と独特の愛嬌に引き込まれる。個人的には、マルが鏡に向かって笑顔をつくるシーンが好きだ。うまく言葉にできないがあの表情はとても印象的で忘れられない。この作品を見た人はきっと、マルの虜になるだろう。
続く。。